脊椎疾患について
背骨は、頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙椎(5個)、尾椎(3~5個)から成り立っています。これらを合わせて「脊椎」と呼んでおり、身体を支える重要な役割を担っています。当クリニックでは、脊椎に起こる様々な疾患を診療しています。首から腰の疾患、上肢・下肢の痛みやしびれを伴う疾患にお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
このような方は当クリニックまでご相談ください
- 手や足が痺れることがある
- 肩、腕、指や臀部、下肢などに電気が走るような痛みが出ることがある
- 肩が上がらない、腕動や指が思うように動かなくなってきた、物を持ちづらくなった
- 下肢に力が入らづらい、上手に立ち上がれない、歩行困難、階段の昇り降りがつらい
- 転びやすくなった
- 腰痛がなかなか治らない
- 歩き続けていると足が痺れる
- など
主な脊椎疾患
頸椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニア 腰部脊柱管狭窄症 腰椎分離症・腰椎分離すべり症 など
頸椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
腰椎分離症・腰椎分離すべり症
腰椎の関節を構成している付近の骨に微小骨折が生じた状態のことを腰椎分離症と呼んでいます。スポーツ活動で負荷の繰り返しによる腰椎の疲労骨折が主な原因と考えられています。症状としては、腰を後ろへ反らせた時の腰の痛みなどがあります。学童期や思春期のスポーツ選手に多く見られますので、学校などで運動する機会の多い方は注意しましょう。
腰椎分離症の10%から20%は椎体の前方すべりが発生して腰椎分離すべり症へ移行します。
治療はスポーツを一時中止し、コルセットを3~6カ月装着します。骨癒合が画像検査で確認できたら徐々にコルセットを外し、運動療法を行い、腹筋や背筋の強化を進めながらスポーツ復帰を目指します。